【書籍】”FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学”【感想】

「FBI捜査官が教えるしぐさの心理学」レビュー
参考書籍:FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学
ボディランゲージのことを勉強しようと手に取った本です。
元FBI捜査官による「しぐさを見分ける参考書」ですね。
画像説明もあり、臨場感あふれる内容です。
まずは簡単にまとめた感想から。
【読むポイント】
・ボディランゲージの参考本
・元FBI捜査官が書いてることで内容が具体的
・仕草で相手の心理を読み取る読心術を学べる
・逆に相手に与える印象テクニックもある
【読んだ感想】
・ノンバーバルの知識が詳しく書いてある
・ボディランゲージで解決した実話例が多い
・実体験だからわかりやすい
・画像説明も多くわかりやすい
※ノンバーバル…非言語コミュニケーション(つまりボディランゲージのこと)
元FBI捜査官が教える「ボディランゲージ心理」
全体的な感想としてはほぼ9割が、実体験に基づく情報からの心理学です。
だからこそ具体的で面白い描写がたくさんあります。
例えばノンバーバルの説明をする時の一例に「フリーズ」があります。
【参考例:フリーズ】
例えば危険を見つけたら固まる反応「フリーズ」。
これは人間だけでなく、動物もしているボディランゲージ。
なぜ固まるのか?ということについて詳しく書かれています。
顔よりも”脚(足)”が正直
個人的には一番注目した情報です。
実は顔よりもわかりやすく態度に出るのが「脚(足)」。
【参考例:脚と足】
人間は顔より足が正直なのだそうです。
足先の向き、脚の組み方、立ち方、座り方など。
脚と足のボディランゲージ心理は読み取りやすいそうです。
その理由を現場経験や画像説明などを加えて詳しく説明しています。
【参考例:胴体】
腕を組んで話を聞く人いますよね。
あれは心を閉ざしている行為を表すことがあります。
何か隠し事をしていたり、不快感を感じていたり。
本書でもそのことについて詳しく書いています。
画像説明が豊富で視覚的にも面白い
本書はエピソード集を中心にまとめられています。
その間に老若男女のモデルを使った画像での心理説明を加えています。
一部ですが、以下のような画像が参考例とともに書かれています↓
【参考画像の一部】
参考書籍:FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学
・喉のくぼみを隠す→不安・心配をなだめている(ネクタイを直すのも同じ)
・額をこする→苦しむ・激しい不快を感じている
・首を触る→感が情的な不快や疑い、不安
・額や顔に触る→ドキドキやイライラ・心配をなだめている
・顔を膨らます→ストレスの緩和、危機一髪を逃れた時
・首マッサージ→苦痛をなだめる傾向
・立って脚を交差させる→心地よい
・会話中に急に腕を組む→不快感をあわらすことがある(心をガード)
・両手を広げて指先同士をつける→自信がある
・親指だけポケットから出す→大きな自信
・親指だけポケットに入れる→自信がない(地位が低い)
・唇を甘噛みする→ストレス・不安・緊張
・唇を舐める→気持ちを鎮める
まとめ
参考書籍:FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学
口笛や独り言はストレス解消のためだったり。
あくびは緊張を紛らわすものだったりと。
事細かくボディランゲージ(仕草)の心理について書かれている本です。
FBI捜査官ならではの視点と経験がまた面白いので読み応えあります。
ボディランゲージの心理を学びたい人には良書だと思います。